HubSpot APIをClaude Codeで叩く方法【初心者向け手順書】

岩間悠一

岩間 悠一

元HubSpot Japan カスタマーサクセスマネージャー/Hareka合同会社 代表

200社以上のHubSpot導入を支援。現在はHubSpotコンサルタントとして独立。CRM導入から活用定着・AI連携まで一気通貫で支援しています。

「APIって聞いたことはあるけど、エンジニアじゃないし自分には無縁だと思っていた」——私も最初はそうでした。でも実際にClaude Codeを使ってHubSpot APIを叩いてみたら、思っていたより全然難しくありませんでした。今回は、その手順を正直に、細かいところまで書きます。

結論:APIキーを取得してClaude Codeに渡すだけで、日本語の指示でHubSpotのデータを操作できます。 プログラミング経験がなくても動きます。ただし、最初の設定でいくつかつまずきポイントがあります。

準備するもの

  • HubSpotのアカウント(無料でもOK)
  • Claude Code(Anthropicのサービス。月20ドル前後のProプランが必要)
  • ターミナル(MacならデフォルトでインストールされているTerminal.appでOK)

これだけです。特別なソフトウェアの追加インストールは基本的に不要です。

ステップ1:HubSpot APIキーの取得

API(外部からHubSpotを操作するための鍵)を取得します。

  1. HubSpotにログイン
  2. 右上のアカウントアイコン → 「統合」「プライベートアプリ」
  3. 「プライベートアプリを作成」をクリック
  4. アプリ名(例:「Claude Code連携」)を入力
  5. 「スコープ」タブで、使いたい権限を選択

スコープの選び方

スコープとは「このAPIキーに何を許可するか」の設定です。最初は以下の読み取り系だけ選ぶのが安全です:

  • crm.objects.contacts.read(コンタクト読み取り)
  • crm.objects.deals.read(商談読み取り)
  • crm.objects.companies.read(会社読み取り)

データを更新・作成したい場合は後から.write権限も追加できます。

  1. 「アプリを作成」→ トークン(英数字の長い文字列)が表示される
  2. このトークンをコピーしておく(一度しか表示されません)

ステップ2:Claude Codeの起動と環境変数の設定

ターミナルを開いてClaude Codeを起動します。

claude

次に、APIキーを環境変数として設定します。環境変数とは「プログラムが参照できる設定値」のことです。

Claude Codeのチャット画面で以下のように伝えます:

HubSpotのAPIキーは "pat-na2-xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx" です。
このキーを使って、HubSpotのコンタクト一覧を10件取得するPythonスクリプトを作成して実行してください。

Claude Codeが自動でスクリプトを生成し、実行します。

ステップ3:実際のコード例

参考までに、Claude Codeが生成するコードの例を示します(実際には自分でコードを書く必要はありません):

import requests

HUBSPOT_TOKEN = "your-token-here"

url = "https://api.hubapi.com/crm/v3/objects/contacts"
headers = {
    "Authorization": f"Bearer {HUBSPOT_TOKEN}",
    "Content-Type": "application/json"
}
params = {
    "limit": 10,
    "properties": ["firstname", "lastname", "email", "lifecyclestage"]
}

response = requests.get(url, headers=headers, params=params)
data = response.json()

for contact in data.get("results", []):
    props = contact.get("properties", {})
    print(f"{props.get('firstname')} {props.get('lastname')} - {props.get('email')}")

このコードを理解する必要はありません。「HubSpotのコンタクトを10件取ってきて」と日本語で伝えれば、Claude Codeがこれを書いて実行してくれます。

よくつまずくポイント

APIキーのスコープ不足

「401 Unauthorized」というエラーが出る場合、APIキーに必要なスコープが設定されていない可能性があります。HubSpotでAPIキーのスコープを確認・追加してください。

レート制限エラー

「429 Too Many Requests」が出たら、APIのリクエスト頻度が高すぎます。Claude Codeに「少し間隔を開けながら実行して」と伝えれば修正してくれます。

日本語の文字化け

データに日本語が含まれる場合、出力が文字化けすることがあります。「UTF-8で出力して」と一言添えると解決します。

限界・注意点

APIキーは絶対に外部に漏らさないでください。 GitHubなどにコードを公開する際、APIキーをコードに直書きしたままpushしてしまう事故が実際に起きています。環境変数(.envファイル)に分けて管理することを強く推奨します。

HubSpotのAPIバージョンは更新されます。 古い記事に書いてあるエンドポイント(APIのURL)が使えなくなっていることがあります。2024年以降はv3系を使うのが基本です。

大量データの取得は時間がかかります。 コンタクトが数千件ある場合、全件取得には数分かかることがあります。

まとめ

HubSpot APIをClaude Codeで叩くことは、エンジニアでなくても十分できます。最初の設定に20〜30分かかりますが、一度動いてしまえばあとは日本語で指示するだけです。「毎週同じデータを手動で集計している」という方には、間違いなく時間の節約になります。

次回予告

次回はHubSpotをMCP(Model Context Protocol)で連携する方法を解説します。MCPを使うと、APIキーの設定やコード実行なしにClaude Codeから直接HubSpotを操作できるようになります。

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